都立高入試、2019年から英語にスピーキング試験を導入へ

 

東京都は、都立高校入試の受験生全員に英語のスピーキングテスト(話す能力を評価)を課す方針を固めました。公立入試でのスピーキングテスト義務化は全国初の取り組みで、早ければ2019年度から試験的に実施し、その後本格的に導入していくとしています。

スピーキングの試験については、英語検定をはじめに民間英語検定を行う団体と連携して、既存の検定はそのまま使わずに、学習指導要領に沿った都独自の試験内容にするとしています。

都独自の試験を導入する背景には、民間英語技能試験をそのまま使うことに生じる経済的な理由や在住地域的な公平性を考慮することがあります。また、受験回数に関しては、通常の試験同様1人につき1回受けることで、受験機会の公平性を確保するとしています。

その一方、都立高校入試は約5万人が受験するため、スピーキングテストを一斉に実施するには、会場の確保や評価者の確保、テスト形式(対面形式やコンピューター形式)など、運営上の課題点はまだ多くあります。

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