2020.04.21
インタビュー
GotoSaki
留学知識ゼロで留学ジャーナルのカウンセリングに行ってみた!
株式会社留学ジャーナルは、1971年創業の留学エージェントです。留学情報の提供、留学手続きの代行、留学情報誌「留学ジャーナル」の発行などを主な事業としており、全国各地のカウンセリングセンターにて、留学に関する無料カウンセリングを行なっています。
本記事では、留学経験ゼロ・留学知識ゼロの4skillsライターが東京の留学ジャーナルカウンセリングセンターに行き、カウンセリングを受けた様子をレポートします。今後留学を考えている方は必見です!
留学カウンセリングを受けるまでの流れ
東京の留学ジャーナルカウンセリングセンターは、JR信濃町駅から直通です。
エレベーターで6階まで上がり、エレベーターを下りた左手にカウンセリングセンターの入り口が見えます。
入ってすぐに受付があります。名前をお伝えするとアンケート用紙をもらえます。
カウンセリングが始まるまで、待合スペースでアンケート用紙を記入します。カウンセリングで聞きたいことを整理できるので、時間に余裕をもって来ることをオススメします。
書き終えたら受付の人に用紙を渡します。時間になると留学カウンセラーさんがカウンセリングブースに案内してくださいます。
ブースは木目の壁で仕切られていました。かわいいぬいぐるみが置いてあって、部屋のような感じで落ち着きます。
漠然と留学したいと思っているだけでも大丈夫?
留学カウンセラーの柳田と申します、よろしくお願いします。
アンケートのご記入ありがとうございました。大学留学にご興味をお持ちとのことですね。留学に行こうと思ったきっかけなどはありますか?
特にきっかけとかはないんですけど….留学したことがないので、いつか海外の大学に行ってみたいなぁという感じです。
ではパスポートはお持ちですね。アンケートではアメリカとオーストラリアにご興味をお持ちと書かれていますが、英語圏への留学を考えている感じでしょうか。
英語圏の留学や進学の制度に関して、聞いたことはありますか?
語学学校って何をするところ?
英語力に自信がない方は、いきなり英語圏の大学に入るのではなく、まずは語学学校や大学が運営している語学コースに通って英語力を伸ばしていただきます。
いきなり現地の大学に入るとなると、やはり高い英語力が求められるので、日本人の方はまず語学学校に行かれる場合が多いです。
海外留学はすでに英語が話せる人が行くものだとばかり思っていました。海外で英語を学ぶ選択肢もあるんですね。
英語力が高ければ、語学学校には通わず英語圏の大学に入ることもできます。ですが、日本でどれだけ英語力をつけても、日本と海外では授業スタイルが異なります。海外の大学では積極性も求められるのです。
語学学校は海外の授業スタイルで行われるので、クラスで発言できる自信をつけたり、エッセイの書き方やプレゼンテーションのやり方を学んだり、ゆくゆく大学で必要になるアカデミックスキルも身につけることができるんですよ。
なるほど!語学学校は英語を習うだけかと思ってましたが、海外の授業スタイルに慣れる目的もあるんですね。
語学学校では基礎的な「一般英語コース」と、大学を目指す方用の「進学英語コース」などがあります。語学留学と言っても習う内容はさまざまです。
IELTSとTOEFLどちらを受けるべき?
英語圏の大学に通う場合は書類審査があります。日本の大学は受験一発勝負ですが、英語圏の大学に入るには英語力と過去の学校での成績が重視されます。
書類審査では最終学歴の成績が必要になるので、高校の成績か、大学既卒の方は大学の成績を出してもらいます。あとは願書などを揃えて、出願して、合否が決まります。
英語力の証明として海外で使われるのはIELTSとTOEFLのスコアですね。イギリス留学をお考えの場合はTOEFLが使えないので、IELTSを頑張ってもらいます。
使えません。昔はTOEFLやTOEICも使えたのですが、今は移民局が認定したIELTSを取らないと「就学許可証」いわゆるビザが取れません。イギリスの大学進学を目指す方は、必ずIELTSのスコアが必要です。
留学したい国がまだ決まってない場合はIELTSとTOEFLどちらを受ければいいですか?
どこにも転べるのはIELTSですね。アメリカはTOEFLのイメージかもしれませんが、英語圏の大学に願書を出す際の英語力の証明は、TOEFL、IELTS、ときには英検®️の中からどれかを選べてIELTSは大体どこの国の条件にも入ってます。
イギリスはIELTSのみで、カナダもIELTSで行けますし、オーストラリアやニュージーランドはイギリス系なので、IELTSの方が主流です。
へぇ〜。アメリカはTOEFLしかダメかと思ってました。
実際は入学条件に「TOEFLもしくはIELTS」と両方書いてあるので、いずれかのスコアがあれば大丈夫です。
TOEFLでしか入れないアメリカの大学はありますか?
入学条件にTOEFLしか書いてない大学も、たまーにありますが本当に一部だけです。アメリカは大学の数が多く、2年制大学で約2,000校、4年制大学で約3,000校あるので、仮にIELTSのスコアしか取得してなくても、そこまで選択肢は狭まらないかと思います。
そうしたら、今から受けるならIELTSがよいですよね。
自分にあった国と地域はどこ?
留学先に日本人が多すぎると日本語を使っちゃいそうで心配です。
国や地域によって日本人の多い少ないは出てきます。当社でお取り扱いのある国だと、基本的に日本人が多いのはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドです。
日本人が比較的少ないのはヨーロッパですね。特にアイルランドは、なんとなく具体的なイメージをお持ちでなかったり、ちょっと遠いのもあり、まだまだ行かれる方が少ないです。
今のところアメリカが1番高いです。イギリスやヨーロッパも確かに高いですが、特段高いわけではないです。
イギリスは物価が高いイメージだったので、イギリス以外の国を考えていました。
確かにイギリスは高いと思われている方は多いです。イギリスで語学留学に行く日本人もまだまだ少ないですし。
私の姉がずっとイギリスに留学していて、私も何度か行ったことがあるんですけど、北部や南部は物価がリーズナブルで、のどかですよ。やはり都会だと物価が高いので、どうしてもロンドンに行きたい方には物価が高いことをお伝えした上で行ってもらいます。
費用を抑えてイギリスに行きたい場合は、場所を選べば特別高くはなりません。南部のブライトンとかボーンマス、北部のマンチェスターやリバプールなどの地域は比較的安いですね。田舎だと日本人が2~3%の地域もあるので、そうなるとコストも抑えられて、日本人も少ないところに行けます。
あります。イギリスは交通網が整っているので、町の行き来もしやすいんですよ。
(パンフレットの写真を見ながら)こっちは全然違う町で、人口30万人ほどのチェルトナムという田舎町なんですけど、語学学校があります。大学というとケンブリッジやオックスフォードのイメージをお持ちの方が多いと思いますが、イギリスは割と色々な地域に大学や学園都市があるんです。
ちなみにこのパンフレットでは、授業料と滞在費のランキングがAからEまであって、Eの方が安い分布になります。南の方はEが多めで、ロンドン近辺はAですね。このようにイギリス全土が高いわけではありません。アイルランドも結構抑えめなんですよ。
そうですね、大体1ヵ月の授業料と滞在費が20~25万円くらいという意味です。
イギリスは地震が少ないので、昔の建物をそのまま使っていることが多いんです。建物の中は改装されていてきれいですが、外見はイギリスの伝統的なものが残っています。文化や美術が好きでイギリスに行かれる方もいますよ。
習い事やボランティアも体験できる?
たとえばイギリスで語学学校に通いながら、美術の習い事とかってできたりしますか?
習い事もできますし、もっと本格的にやりたい場合は“English Plus Art and Design”というロンドン芸術大学の留学生向けの英語コースがありますよ。
英語のみを学ぶコースと、”プラスα”といって英語をやりながらアート、デザイン、ファッションなどを学べるコースもあります。
語学留学もしたいけど、ちょっと”プラスα”で何かやってみたいという方向けです。午前中は英語の授業を受けて、午後は週3回未経験の方でも入れるアートのクラスを受けていただきます。
プラスαをつける方はどちらかというと短期留学が多く、社会人の場合は「英語プラスビジネス」が人気です。
語学学校にはビジネスシーンで使う英語が学べる、ビジネス英語コースが受講できる学校もあります。私も受講したことあるんですが、会議の時の英語を学べたり、商品を売るための戦略をディスカッションして金曜日に発表したりしました。
学生ですとプラスαの「ボランティア体験」が人気で、チャイルドケアやシニアケアの体験ができたりします。夏休みや春休みの短い期間からでも行けますよ。
なんか色々選択肢があって楽しそうですね♪留学ってもっと堅苦しい感じかと思ってました。
皆さんなんとなく留学相談に来られるんですけど、目的が明確な方もいらっしゃれば「留学ってこんなに種類があるんだ」と新たな選択肢を見つけて帰る方もいらっしゃいます。
カウンセリングに来た皆さんには、まず留学の目的である「何をしたいか」をお聞きします。その上で「何ができるようになりたいか」の最終目標を決めていきます。英語を喋れるようになりたい、外資系で働きたい、友達100人作りたいなど。
目的と目標の大枠が定まったら、留学のスタイルを詰めていきます。語学留学、大学進学、ビジネスコース、学部聴講、専門学校、ワーキングホリデーなどの中から、目標達成に向けたスタイルを選びます。
留学のスタイルが決まってくると、国を絞れるようになります。
ワーキングホリデー希望であれば、アメリカはワーホリが無いのでダメ。逆に ビジネスエクステンション(名門大学の社会人向けビジネス講座)がご希望であれば、基本的にはアメリカしかないのでアメリカに行きましょうという具合です。
社会人だと4年制大学は無理という方もいますよね。その場合は、新しい分野を学べる専門留学やビジネス講座など、1年以内でできることもあります。国が決まったら、次は実際に通う学校を選んでいきます。
専門留学もさまざまです。ビジネスを学べたり、日本人の方には観光学や旅行学などホスピタリティ系が結構人気です。短いものですと6ヵ月から受けられます。
英語力の証明は、IELTSかTOEFL、TOEICが使える場合もあります。語学留学と専門留学はセットにできるので、前半の半年間は語学学校で英語力を付けて、後半の半年で専門コースに通うこともできます。
日本で就職するときに、海外の専門コースを修了した経験って役に立ちますか?
海外ではcertificateやdiplomaと呼ばれる修了証があり、もちろん履歴書に書けますし、実践スキルがあるアピールポイントの1つになるかと思います。英語で何かをやるコースなので、通常の語学留学よりもハードですし、英語力もさらに上がるので、キャリアに繋げたい方にとっては役立つと思います。
今マーケティングの仕事をしているので、何か資格が取れて、私に向いているコースってありますか?
その場合ですと、アメリカの「ビジネスエクステンション」という、大学の公開講座がオススメです。
マーケティングの授業を修了すると、修了証であるcertificateを取得できます。ビジネスエクステンションを開催しているのは名門大学が多いので、かなりしっかり勉強する感じにはなりますが、社会人の方はキャリアアップやキャリアチェンジに繋がりますよ。マーケティング以外にも、マネージメントやファイナンスなど色々なコースがあって、短ければ3ヵ月ほどから学べるので、長期で行けない方も挑戦しやすいです。
日本で就職や転職する際、海外のcertificateは企業側に理解してもらえるものなのでしょうか。
アピールの仕方によるかと思います。エクステンションは名門大学が開催しているので、名門大学ランクキングにも入っているようなカリフォルニア大学やワシントン大学などはネームバリューがあるかもしれません。
弊社は留学カウンセラーと別にキャリアカウンセラーがいるので、気になることがあれば出発前からキャリアカウンセリングを受けられますし、留学中はメールやスカイプで日本の就職活動の相談も承っております。帰国後の模擬面接やエントリーシートのチェックもしてもらえますよ。
ワーキングホリデーは何ができる?
ワーホリに行った友人から、結構希望の職業に就けないという話を聞いたのですが、実際のところキャリアに繋がらないアルバイトしかできずに終わってしまうのでしょうか。
ワーキングホリデーはもともと「お互いの国で異文化交流し、余暇を楽しみましょう」という制度です。異文化交流を楽しむ費用を稼ぐためのアルバイトという位置付けなので、オフィスワークでバリバリ働く!という仕事はできないかもしれません。
英語力がなくても行けると謳っていますが、英語力によって仕事の選択肢は変わってきます。英語初級者ですと、どうしても英語を話さないで済む仕事になってしまいます。ある程度話せると接客業、かなり話せると旅行関係の仕事など、広がってきます。
なので「ワーホリの方も最初は語学学校に通ってから仕事をした方がいいよ」とアドバイスしています。
国によってルールは異なりますが、オーストラリアは4ヵ月、カナダとニュージーランドは6ヵ月以内であれば学校に通えます。制限がない国もあります。
お仕事も土地柄によりさまざまで、ニュージーランドは牧場や農園での作業が多く、基本アルバイトです。
ワーホリって年齢制限あるんですよね。何歳まで行けますか?
多くの国が30歳までです。ビザ取得を30歳までにすればよいので、出発時点で31歳になっているケースもありますよ。
ワーホリで受け入れる定員数がない国もあれば、定員数が毎年決まっている国もあります。特にイギリスはワーホリの定員数が少なく完全な抽選です。当たれば本当にラッキーということで2年行けるんですよ。オーストラリア、ニュージーランド、カナダは比較的行きやすいですね。ちなみにオーストラリアは条件を満たせば最長3年まで延長が可能です。
オーストラリアは申請したら33歳まで行けるんですか?
基本的には2年目、3年目も申請時30歳までです。1年目、2年目の時に現地で牧場、農園等で規定期間以上のお仕事をすると、2年目以降が申請できます。農業等は人手不足もあって、働いてくれた人には「延ばしてもいいよ」ということみたいですね。
最後に
今日はカウンセリングしていただき、ありがとうございました。知らないことばかりだったので、留学に関する視野が広がりました。
留学といっても色々あることを知っていただけたかと思います。
本当にイギリスに留学してみたくなってきちゃいました。
社会人だとなかなか長期は難しいかもしれないですけど、1~2週間の短期留学もあるので、ぜひぜひ挑戦してみてください。
留学カウンセリングを終えた感想
留学に関する知識がゼロだった4skillsライターも、今回の留学カウンセリングを通してたくさんの情報を手に入れることができました。留学ジャーナルの入り口で記入したアンケートでは「イギリスは費用が高そうだからアメリカかオーストラリアかな?」と思っていましたが、柳田さんから費用やコースのアドバイスをいただいた結果「イギリスもよさそう!」と考えが変わりました。
留学カウンセリングをオススメする3つの理由
①留学の知識がゼロでも行ける
何も知らない状態で行っても優しく教えてくれます。
②留学の選択肢が増える
自分が考えていなかった国やプランも教えてくれます。
③相談に乗ってくれる
検索しても答えが出てこないような素朴な疑問や悩みも解消できます。
将来留学を考えている人は、1度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。留学ジャーナルの留学カウンセリングを受けたい方は以下をクリック▼
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