シリーズ「教えてジェイソン先生」第8話です。今回はジェイソン先生のみの出演です。今までお伝えしてきたTOEFL iBT対策方法のまとめをお伝えします。
(これまでにリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの力を伸ばす方法を詳しく取り扱ってきました。この記事で今まで習ったことを復習して、勉強の計画を立てていきましょう!)
(試験対策はつまらないものだと思わないで!今まで習ったことを楽しく効果的に応用することが、この復習の目的になります。)
目次
リーディング対策
(リーディング対策をするときは能動的に読むことを心がけましょう。内容を理解しながら、重要な箇所に目をつけ、想像し、英文を読み終えたら要約してみてください。)
パッセージ(英文)にザッと目を通すときのコツ
パッセージの最初の段落(イントロダクション)は特にしっかりと読んでください。なぜなら、イントロダクションではパッセージ全体の内容を紹介している場合がほとんどだからです。各段落の最初と最後の文にもザッと目を通しましょう。話の流れをつかむ助けになります。パッセージの最後の段落(コンクルージョン)を読むと、全体の要点をおさえることができます。
英文を読むときのコツ
英語4技能試験は制限時間との戦いでもあります。試験対策として英文を読む際は、時間を計って読むようにしてください。
さまざまなアカデミックトピックの英文を読むようにしましょう。最初は興味のある分野の英文をいくつか読んでみて、徐々に難しいと感じる分野の英文に移ることをおすすめします。
ボキャブラリー対策をするときのコツ
わからない単語やフレーズがあったときは、いきなり辞書を引くのではなく、まずは前後の文脈から意味を想像してみましょう。本番でわからない言葉があった際、辞書を引かずに言葉の意味を推測する力がつきます。
生物学、心理学、地学など、アカデミックボキャブラリーを分野ごとに覚えましょう。各分野で「よく一緒に使われる単語やフレーズ」をまとめて覚えることができます。
接頭辞(”anti-“や”pre-“など単語の頭に付く言葉)を覚えましょう。知らない単語が出た際、だいたいの意味を理解する助けになります。
リスニング
(原稿を見ずに音声を聞く、原稿を見ながら聞く、シャドーイングをする、そして新しく習った単語やフレーズを使って文章を書く、といった手順を意識してみてください。)
リスニング音源を選ぶときのコツ
「会話」と「講義」両方の音声を使って対策しましょう。徐々に音声の長さを増やすことをおすすめします。
音源を聞くときのコツ
大事な箇所やキーワードを拾ってメモを取る練習をしましょう。
発言者の声のトーンや強調している箇所に注意しましょう。発言者はどのような意図や形式で話しているのか、どのくらい確信をもって話しているのかをおさえながら聞いてみてください。
“moreover”や“therefore”などの接続詞が出てきたら、前後の話の流れの変化に注意しましょう。
発言者が次にどのようなことを言いそうか、想像しながら聞くようにしてみてください。
スピーキング
(スピーキングに関しては、以前”show and tell”を使って楽しく効果的に話す練習方法を紹介しました。日々英語を話す練習をすることで、物事を説明する力をつけることができます。)
その他 1人で英語を話す練習をする方法
“students”、”family”、”school notice”など、適当な単語で画像検索をして出てきた画像を英語で説明してみましょう。
リーディングやリスニング対策で使ったコンテンツ(教材)について説明してみましょう。同じようなトピックのコンテンツを比較して、内容がどのように似ているのか、または異なっているのかを述べてみてください。
特定のテーマで自分の経験談を話す練習をしておきましょう。そうすることで、英語4技能試験で使える「話のネタ」を自分の中に貯めておくことができます。
【テーマ例】
-a time when you did or did not have the freedom to choose
(選択の自由があったとき、またはなかったとき)
-a time when you overcame an obstacle through hard work
(努力して弊害を乗り越えたとき)
-a time when you took a huge risk and either succeeded or failed
(大きなリスクをとって成功したとき、または失敗したとき)
-a time when you changed your mind about something
(何かについての考え方を変えたとき)
-a piece of technology that you think has had a positive or negative effect on your life and society
(自分や社会にとって良い影響または悪い影響を与えた技術について)
-characteristics of someone you admire
(尊敬する人物について)
※それぞれのテーマでは、自分の意見やそれが自分に与えた影響を話すことも忘れずに!
感情を込めて話す練習をしましょう。自分の意見を述べるとき、大事な部分を強調して言うことが大事です。
ネイティブスピーカーの動画を見て、話し方を真似してみましょう。
ライティング
(ライティング力を伸ばす最も効果的な勉強法は、記事や講義の要約を書くことです。日々の出来事や世の中の問題について意見を述べる練習になります。その他に以下のような対策も可能です。)
英語4技能試験のライティング対策として英作文する際は、制限時間を設けましょう。
タイピングで英作文をする練習をしましょう。
書き終わった英作文の見直しをして、よく間違える単語や文法を確認しておきましょう。
英語4技能試験のサンプルエッセイを読んで、エッセイのフォーマットや接続表現をおさえましょう。
計画を立てよう
(これまでさまざまな英語4技能対策方法を紹介してきました。今度は勉強の計画を立てましょう。 しっかり休んで復習できる無理のないスケジュールを組むことが大事です。特定の技能だけを何時間も勉強し続けると疲れてしまいます。毎日1つの技能につき25分を目安に学習してみてください。)
まとめ
(最後に、不測の事態で勉強ができなかった日があった場合は、計画を立て直してOKです。計画を立てて、勉強して、休んで、復習する、必要なことは全部おさえましたね!試験当日も力を発揮できるように祈ってます!)
次回は「教えて!ジェイソン先生」最終回です。サキがTOEFL iBT Home Editionを受験した様子と結果をお届けします。