IELTS Academicテストが自宅で受けられる「IELTS online」を4skillsライターが実際に受験してきました!興味はあるけど自宅で受験するのは手順がわからず心配…と不安な方は必見です。本記事では実際に受験するまでの流れや手順など詳しく解説していきます。今回は「スピーキングテスト編」です!
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※Macでの表示、手順となります。なお、受験時点(2022/11/17)の情報です。
目次
試験準備
スピーキングテストの準備案内メールが「IELTS Online – Get Ready for Your Speaking Test」という件名で届き、以下の4点について記載されていました。
- 試験を受験するための専用のソフトウェア「Inspera Exam Portal(IEP) 」のインストール
- システムチェック
- ログイン情報の取得
- 開始時刻前にテストログインする
今回は、18:40開始の試験でメールが届いたのは当日の00:45頃でした。こちらのメールが届かない場合は、問い合わせ窓口にお問い合わせしましょう。なお、問い合わせ窓口はメールのみで、英語以外の言語は受け付けていません。
ソフトウェアをインストールしていない場合、「試験を完了することができない」との注意書きがあります。ソフトウェアについては、予約完了後にIDP IELTSアカウントの「Download player」からもインストール可能なので早めに対応しておくと良いでしょう。
それでは、メールに記載の流れに沿って詳しく説明していきます。
1.IEPのインストール
メールに記載のURLからダウンロードし、インストールします。
インストールが完了したら、次はシステムチェックです。
2.システムチェック
まずは、1でダウンロードした「IEP」を立ち上げます。
「Next」をクリックするとシステムチェックのページに遷移し、上から順にチェックが自動で行われます。パスできなかった項目はそれぞれ指示が表示されるので、指示に従って対応していきます。
パスできなかった項目が複数あった場合は、1つ対応するごとに「Retry」を押しシステムチェックを都度やり直す形式で、全ての項目がpassedになれば完了です。なお、「Connection quality」の項目は他に比べるとチェックに時間がかかりました。
<パスができなかった項目例>
– Not enough free memory
これはメモリの空き容量が不足している状態です。記載されている指示の通り「アプリケーションの強制終了画面(Force Quit Applications)」を開いて、いくつかのアプリを強制終了させました。(Command+Option+Escape(esc)でも強制終了画面が開きます。)Dockから右クリックで対象のアプリを終了してもOKです。
– Failed to acquire full disk access
IEPにフルディスクアクセスを許可する必要があります。記載されている指示の通り、下記の手順で許可しましょう。
・セキュリティとプライバシー
・プライバシータブ
・フルディスクアクセス
・左下の鍵マークをクリックして変更ができる状態にする
・Inspera Exam Portalにチェックを入れる
システムチェック完了までに30分近くかかりました。当日、受験前にもシステムチェックを行う必要がありますが、前日までに一度実施し必要な対応をしておくことをおすすめします。
ポイント:試験当日に同じ端末を別件で使用する場合、メモリ容量不足が再度発生する可能性があるので、当日は余裕を持って受験準備を行いましょう。
3. ログイン情報の取得
システムチェックが完了し、「Next」ボタンをクリックすると、テストのログイン画面に遷移します。このログインに必要な情報はIDP IELTSアカウント(My Account)から入手します。
<取得方法>
・IDP IELTSアカウントにログイン
・My testをクリック
・「Speaking Test」または「Get Details」をクリック
※メールには”Click to Complete Speaking”とありましたが、見当たらず実際は上記のどちらかをクリックする必要がありました。(2022/11/16時点)
※24時間前以降にログイン情報は取得できます。
ポップアップ表示で「Username」「Password」「SEB PIN」が表示されます。
4. 開始時刻前にテストログインする
IEPの「Login」で「Username」「Password」を求められるので、3で取得したものを入力します。(コピー&ペーストがおすすめです)
「Login」をクリックし、下記のように”You successfully logged into your account. Please press Next button to continue.”と表示されれば成功です。
続いて「Next」を押すと「Select Test」画面になるので、”IELTS Online Academic S A1 T1”をクリックします。PIN-code にSEB PINを入れて「Unlock and select」「Next」と進みます。
ポイント:SEB PINをコピー&ペーストしましたが、スペースが入ってしまったようでログインに失敗してしまいました。入力する際は、余計なスペースが入っていないか確認しましょう。
ログインに成功するとIEPが全画面表示されて、他のアプリは自動で閉じました。18:40の予約でしたが「18:10〜19:10であれば開始できる」と表示されたので18:10に画面を進めてみました。
※ここから先は、文字のみでの解説となります。
試験開始
動画の視聴 (1分程度)
文字サイズ・背景色・文字色の変更方法、その設定からの戻り方、そして、音声ボリュームの変更方法に関する1分程度の動画を視聴します。白背景+黒文字、黒背景+白文字、黒背景+黄文字の3種から選べるので、今回は黒背景+白文字にしてみました。なお、テスト中に変更する時間はないので、この動画が終わり次第設定するよう案内が流れます。
ポイント:Part2で表示される文字が小さかったため、試験官に「文字サイズを変更して良いか」と確認したところ試験官は少々困っている様子でした。採点に影響があったのかは不明ですが、最初から大きめに設定しておいた方がいいかもしれません。
カメラとマイクの設定、接続の確認
自動でチェックが開始されるので、特に操作は不要でした。
顔写真とID(パスポート)の撮影
顔写真もIDもPCのカメラを使って撮影を行います。撮影後、数秒で判定され「Approved」という表示が出れば成功ですが、再撮影もできます。ピンクの楕円のガイドラインが出るのでその枠に顔を合わせましょう。
IDの撮影はPCの画面にパスポートを向けて自分で撮影します。こちらも、数秒で判定され問題なければ「Approved」と表示されます。
ポイント:四角の枠のガイドラインに合わせる必要があり、少々苦戦しました。
Waiting roomに移動
画面が切り替わるだけなので、画面の前で待つのみでした。10分程度Waiting roomで待っていると、「まだあなたは待ち列にいますが、3分ほどで開始します。」といった内容の表示に切り替わりました。
ポイント:試験官は様々な理由で遅れる可能性があります。しばらく待っても現れない場合は、チャットとメールの両方でその旨を連絡しましょう。
試験官と接続
最初に、音声・映像確認と本人確認があります。フルネームを言うように指示があり、その後、録画されていることなどを説明されテストが開始しました。今回は試験官の音声と映像に若干の乱れがありましたが、試験官に伝えたところすぐに対応してくれました。
<今回の出題トピック>
Part 1:読書とボート、仕事について
Part 2:子供に笑わされた時のことについて
Part 3:子供と子育てについて
回答に例を加える形式で回答していると、質問すべき問題数があるのか被せ気味で次の質問が来ることもしばしばありました。
試験終了
自動的に終了するので、Exitを押すなど何か操作する必要はありませんでした。今回は18:40の予約でしたが、18:04にログインし18:25〜18:40での実施となりました。
まとめ
初めてIELTS onlineを受験しましたが、事前準備にかなり時間がかかりました。また、冒頭で発生した試験官との接続不良は、日頃からオンライン形式での試験や英会話レッスンなどで慣れていないと、伝え方に戸惑ってしまうのではないかと感じました。流れを事前に理解し、そのようなトラブルが発生し得ることを念頭において、伝え方などを準備しておくと安心ですね。本記事が受験者の皆さまの参考になれば幸いです!
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