IELTS Academicテストが自宅で受けられる「IELTS Online」を4skillsライターが実際に受験してきました!興味はあるけど自宅で受験するのは手順がわからず心配…と不安な方は必見です。本記事では、実際に受験するまでの流れや手順などを詳しく解説していきます。今回は「リスニング、リーディング、ライティングテスト編」です!
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IELTSが自宅で受けられる!IELTS Onlineのあれこれ「スピーキングテスト編」
※Macでの表示、手順となります。なお、受験時点(2022/11/17)の情報です。
目次
案内メール
今回は13:20の受験予約で、その約12時間前に「IELTS Online – Listening, Reading and Writing Test Time」という件名で下記内容の案内メールが届きました。こちらのメールが届かない場合は、問い合わせ窓口にお問い合わせしましょう。なお、問い合わせ窓口はメールのみで、英語以外の言語は受け付けていません。
- 予約時間と所要時間
- (1)パスポートについて
- (2)Inspera Exam Portalについて
- (3)ログイン情報の取得
それでは、メールに記載の流れに沿って詳しく説明していきます。
予約時間と所要時間
・本文にも記載がある通り、ハイライトされている時間は日本時間ではなく「AEST(オーストラリア東部標準時)」なので、注意しましょう。
・所要時間は”10 mins setup and checks + 2 hours and 30 mins test time”と記載のある通り、2時間30分の試験時間の他に10分間の設定時間があります。10分間の設定はログイン完了後、試験開始直前の音声/映像チェックと顔写真/ID撮影、IELTS GreeterによるIDチェック/ルームスキャンの時間のことで、予約している時間になったら開始されます。
・”Before your listening, reading and writing test, please follow the below steps and remember to log in 5 minutes before your scheduled start time to complete your pre-test system checks:”
ここの「5分前にはログインしてプレシステムチェックをしておくように」というのは、Inspera Exam Portal(IEP) (試験を受験するための専用のソフトウェア)のシステムチェックのことを指します。
ポイント:5分前と記載がありますが、5分では終わらない可能性があるので余裕を持って準備しましょう!
1.パスポートについて
試験開始前に提示する必要があるので、パスポートを手元に用意しておきましょう。また、明るい部屋で1人で受験するようにとも記載があります。
2.Inspera Exam Portal (IEP)について
試験を受験するための専用のソフトウェア「*Inspera Exam Portal(IEP)」を立ち上げ、システムチェックをするよう記載があります。
*IEPインストール方法については、スピーキングテスト編の記事をご覧ください。
IELTSが自宅で受けられる!IELTS Onlineのあれこれ「スピーキングテスト編」
システムチェック
スピーキングテストではシステムチェックに30分を要したので、今回も30分前にIEPを立ち上げて準備しました。
「Next」を押下すると、スピーキングテストと同じくシステムチェックが進行します。
スピーキングテストと異なるポイントは、System checkのあとに画面録画を許可するステップがあった点です。システムチェックの詳細は、スピーキングテスト編で紹介しています。
3.ログイン情報の取得
システムチェックが完了し、「Next」ボタンをクリックすると、「Test login」画面に遷移します。ログインに必要な情報はIDP IELTSアカウント (My Account)から入手する必要があります。
<取得方法>
・IDP IELTSアカウントにログイン
・My testをクリック
・「Get Deatails」または「Listening, Reading, and Writing test」をクリック
案内メールには”Click to Complete LRW”と記載がありましたが、見当たらず実際は上記のどちらかをクリックする必要がありました。(2022/11/17時点)
※24時間前以降にログイン情報は取得できます。
ポップアップ表示で「Username」「Password」「SEB PIN」が表示されます。
テストログイン
システムチェックに通過すると、ログイン画面に遷移するので、3で取得したログイン情報を入力します。(コピー&ペーストがおすすめです)
正しいUsernameとPasswordを入力して、「Login」をクリックすると”You successfully logged into your account. Please press Next button to continue.”と表示されるので、「Next」を押し「Select Test」画面に進みます。
ここでは”IELTS Online Academic Written T1”をクリックします。「PIN-code」に3で取得した「SEB PIN」を入れて「Unlock and select」「Next」とクリックします。
ポイント:入力する際は、前後に余計なスペースが入っていないか確認しましょう。
試験環境
試験中はずっと”remote proctor”が監視をします。そのため「画面録画の許可」をする必要があります。手順通りに対応しましょう。
ポイント:何か困ったことがあれば手を上げることで、proctorと会話できます。
システム設定から、プライバシーとセキュリティに行って、「画面録画」をクリック。
Inspera Exam Portalにチェックを入れます。
これで準備は完了です。
※ここから先は、文字のみでの解説となります。
試験直前
13:20からの試験で13:07頃に準備を終えましたが、スピーキングテストと異なり早めにログインしても開始時刻まで待つ必要がありました。待機画面には「筆記試験は1:20-6:20pmまで」と表示されていました。
入室
開始時刻になると「音声/映像チェック、顔写真、ID(パスポート)撮影、IELTS GreeterによるIDチェック、ルームスキャン」が始まります。ID撮影が終了すると、IELTS Greeterとのビデオ通話画面に切り替わり、会話が始まります。
ポイント:担当のIELTS Greeterの音声に雑音が混じり、全く聞き取れませんでした。伝えたところ、マイクを調整してくれ少し聞き取りやすくなりました。(聞こえたら手を上げるよう指示がありました。)注意事項は全て英語で案内されるので、ある程度のリスニング力が必要だと感じました。なお、理解できなかったら申し出るよう言われます。
ID(パスポート)チェック
PCで撮影した顔写真とID(パスポート)をチェックしているようでした。
ポイント:当日はメガネをかけていましたが、顔写真撮影の際にメガネを外していたため、一旦外すように言われました。また、顔写真は笑顔ではなく真顔で撮り直すよう指示があったので、撮影の際は気をつけましょう。再撮影時は通話が一度切れ、撮り直した後に再度通話が繋がりました。
ルームスキャン
充電ケーブルに繋いだままPCのインカメラで部屋全体を一周、そして机の下を見せます。その後、スマートフォンのインカメラをPCに向けてPCとキーボードのチェックを行いました。
ポイント:手の届く距離には、水(ペットボトルのラベルは剥がす)と、ID(パスポート)、スマートフォン以外は置けません。外付けのモニターやスピーカー、ヘッドフォンの使用はNGで、壁にポスターやカレンダーが貼ってある場合は事前に外しておきましょう。どうしても外付けのスピーカーなどを使用する必要がある場合は、その旨を説明する必要があります。
IELTS Greeterがどのように動かせば良いのか、一緒にやってくれるので安心でした。(左右を見せたり、天井を見せたり、机の下を見せたりなど)確認が終了すると、スマートフォンの画面を見せながら電源をOFFにするよう指示があります。その後、腕を遠くに伸ばしてスマホを置くように見本を見せられるので、その通りに動きました。
注意事項
最後に注意事項の説明があります。トイレ休憩は1回のみで、各テストの間にIELTS Greeterに許可を取る必要があるとのことでした。全ての説明が終わると「協力ありがとう頑張ってね」と声をかけられ終了となりました。
試験開始
IELTS Greeterとの通話が切れると、Listening, Reading, and Writing Testのページに切り替わりました。各試験それぞれ1分程度の説明動画を見てから試験に進みます。
ポイント:動画は自分で再生ボタンを押して再生、視聴したかどうか確認のチェックボックスにチェックを入れないと、先に進めない仕組みでした。
!重要!
終了予定時刻より早く回答を終えても、”Exit”は押さずに試験が終了するまで必ず待ちましょう。
Listening
約30分で、40問あります。試験画面に遷移すると音声が流れますが、音量は調整可能です。
ポイント:全ての質問を確認するためには画面をスクロールする必要があります。PartとQuestion番号をしっかりと聞きましょう。
チュートリアル動画:https://youtu.be/IuAVQlf7mJg
チュートリアル動画は試験前には流れないので、事前に必ず観ておきましょう!
Reading
60分で40問、3パッセージあり、左にパッセージ、右に問題と解答欄が表示されます。
ポイント:Readingに関しては文章の全体を1画面で確認できない(スクロールが必要)ことで、紙より受けにくいと感じる人もいるかもしれません。良い点としては、紙をめくったり、ペンを持ち直したりする煩雑さがないところです。文章の長さ、語彙・内容の難易度が高く他の3技能と比べると難しい印象でした。
チュートリアル動画:https://youtu.be/M93vEkBzSjc
チュートリアル動画は試験前には流れないので、事前に必ず観ておきましょう!
<今回の出題トピック>
Passage1:オーストラリアのMungo manについての研究
Passage2:doodling(落書き)についての心理学的な話
Passage3:ラファエル・ヴィニオリ(Rafael Viñoly)が設計したイギリス・レスターのカーブ・シアターについて
Writing
60分間で、Part1は150文字以上、Part2は250文字以上書く必要があります。左側にトピックが表示され、右側に回答スペースがあります。
ポイント:Part1の全文と資料を確認するには画面をスクロールする必要があります。
チュートリアル動画:https://youtu.be/vNHNayDVxQc
チュートリアル動画は試験前には流れないので、事前に必ず観ておきましょう!
<今回の出題トピック>
Part1:ガラスのリサイクルプロセス図の説明
Part2:近年いくつかの都市では一人暮らしをする人が増えている。
それはなぜか。これはその都市に取ってポジティブまたはネガティブな展開か。
まとめ
初めてIELTS Onlineを受験すると、操作などで戸惑ってしまい試験前に疲れてしまう…ということにもなりかねません。ベストな状態でスムーズに受験できるよう本記事が参考になれば幸いです!
適切な環境や機器については公式ホームページを確認してみてください。