IELTSリスニング対策:セクション1・2頻出設問タイプと解答のコツ

IELTSを受験する皆さん、試験対策は順調ですか?本記事では、リスニングに不安を感じている皆さんへIELTSのリスニングパートの対策法をご紹介します。

・IELTSリスニング試験の特徴
・セクション1・2の出題の流れ
・セクション1・2で頻出の「設問タイプ」と解答のコツ

について知りたい方は必見です!

試験概要

IELTSリスニング試験の特徴

IELTSのリスニングテストは、音声を聞いて答えを書き込む記述式で行われます。語彙力や文法、そして会話や講義などの流れを論理的に追う能力を測るテストになっています。また、リスニングの音声では「イギリス」「ニュージーランド」「オーストラリア」「カナダ」「アメリカ」など、さまざまな地域固有のアクセントが使われています。

セクションごとの問題内容

IELTSのリスニングテストは、異なる話題(場面)を題材にした4つのセクションから構成されています。試験の構成は以下の通りです。

セクション設問数テーマ話者
110問日常会話2人
210問一般社会1人
310問教育・勉強2〜4人
410問専門的な学問1人 
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転記タイム10分答えを解答用紙に書き写す

リスニングテストの時間は約40分です。そのうち30分はリスニングをしてメモを取る時間で、残りの10分はメモした答えを解答用紙に転記する時間になります。

セクション1〜3は音声が前半と後半に分かれてます。セクション4は講義型の長めの音声が1つ流れます。

スコア

すべての問題が各1点の配点で、40点満点です。【正解した数×1点】が合計得点となり、合計得点は変換法に基づいて1から9まで0.5刻みのバンドスコアに換算されます。

設問タイプ

IELTSリスニングテストで出される設問タイプは、以下の6つに分けられます。

①用紙・表・フローチャートを完成させる問題
②文・メモ・要約を完成させる問題
③工程・地図・図解に名称をつける問題
④短答式問題
⑤組み合わせ問題
⑥多項選択肢問題

本記事は「セクションごとの出題の流れ」「そのセクションで出されやすい設問と解答のコツ」を解説します。リスニングテストなので、問題内容を詳しい例題とともに提示することはできませんが、「こんな感じの問題が出る」ということを少しでも分かっていただければ幸いです。

セクション1

流れ

セクション1では話者2人による会話を聞きます。話題は日常会話のひと場面で、友人や店員との会話、チケットの予約、電話による問い合わせなどです。

出題されやすい「設問タイプ」2つ

①用紙・表・フローチャートを完成させる問題
②文・メモ・要約を完成させる問題

例題

まずは①用紙・表・フローチャートを完成させる問題の例題を見ていきましょう。

【音声】レンタルビデオ店の会員登録をしようとする男性と、店員の女性の会話です。

下の画像はとあるレンタルビデオ店の会員登録用紙です。会話音声を聞き、数字が振られている空欄を埋めていきます。

解答のコツ

音声が流れる前に、どのような種類の情報が必要かを把握しておく
・音声中に出てきた数字は必ずメモしておく

音声開始前に、「レンタルビデオ店の店員とお客さんが会話をする」という状況設定が簡単に説明されます。「会話の中に会員登録用紙に記入する情報が出てくるんだな…」など予測しておきましょう。

また、数字については一度言われたものが繰り返されることは滅多にないので、聞き逃さないようにメモしておきましょう。

例題

次に、②文・メモ・要約を完成させる問題の例題を見ていきましょう。

【音声】会員登録を終えた男性が、ビデオを借りる上での注意点やビデオの店内配置について、従業員から説明を聞いています。

会話音声を聞き、数字が振られている空欄を埋めていきます。

解答のコツ

音声が流れる前に、聞き取るべきキーワードを把握しておく

例題の場合は「新作と旧作のDVDの料金の違い」「延滞料」「新作が置いてある場所」を聞き逃さないようにしなければいけないことがわかりますね。

セクション2

流れ

セクション2では、社会で遭遇する場面での1人の話者による語りを聞きます。旅行ガイドの説明や録音されたメッセージ、ラジオ番組など、話し手が聞き手に語りかける形です。

出題されやすい「設問タイプ」2つ

③工程・地図・図解に名称をつける問題
④短答式問題

例題

まずは、③工程・地図・図解に名称をつける問題の例題を見ていきましょう。

【音声】バスツアーのガイドさんが、車内で街の説明をしています。

「どこに何があるか」を図と音声をもとに明らかにしていきます。

解答のコツ

音声が流れる前に、図と問題番号の配置を確認する
音声中に出てくる方角や位置関係を表わす言葉に注意する

この種類の問題では、設問の番号が音声で提供される情報と同じ順番で配置されます。そのため設問番号の配置を確認しておけば、音声を聞きながら設問の順に図を追うことができます。また、方角や位置関係を表わす”next to”、”by”、”beside”などに注意して聞き取りましょう。

例題

次に、④短答式問題の例題を見ていきましょう。

【音声】バスツアーにてガイドさんが話します。情報を聞き取り、3語以内の語か数字1つで各質問に解答していきます。

解答のコツ

音声が流れる前に、指示文を読む

まずは指示文を読んで、何語で解答すればいいのかを確認します。

まとめ

IELTSリスニングテストは設問のタイプに合わせて明確な対策法があります。実際のテストに全ての設問タイプが出題されるとは限りませんが、ぜひこの記事を参考にIELTSの勉強を進めていただければ幸いです。皆さんのIELTS受験を応援しています。

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