一見難しそうに思えるGTEC CBTのスピーキングですが、それは回答をするときのイメージが頭に無いからです。この問題が来た時はこれを言えば良い、とパターン化しておけば本番でも焦ることはありません。むしろ単純作業をするようなものです。今回は私が、GTEC CBTスピーキングのパート1~3の中でもパート2で満点を目指す上で重要なポイントである、留守電の残し方と道案内の仕方を紹介します。
パート2は情報伝達および照会問題
GTEC CBT スピーキングのパート2は、情報伝達および照会問題で、ウェブサイトなどから得た情報を整理して説明する問題や、自ら質問する問題で構成されています。採点のポイントは、内容に基づいて相手に伝わる様な描写説明、問いかけができているかです。問題数は3問で試験時間は6分。問題につき考える時間は30秒与えられ、答える時間は60秒です。限られた時間の中で判断し考えるスピードが要求されます。
パート2では広告の写真と地図を表示されます。「その広告に関して友達や広告を出している会社に電話するが出ないので、留守電を残してください」というのが問題の全体像です。
それぞれの問題に対して以下のような質問があります。
Q1 Leave him/her a message. Tell~
友達に以下の内容を伝えるメッセージを残す。
・場所の名前
・内容
・道のり案内
・追加情報
Q2 Leave him/her a message.
友達が代わりの案を出すので、友達に以下の内容を伝えるメッセージを残す。
・どちらがより良いか
・その理由を二つ
Q3 Leave a message.
友達はあなたの案に賛成なので、会社に以下の内容を伝えるメッセージを残す。
・なぜ電話をしているのか
・質問を二つ
ここで重要な事は、内容に囚われすぎずに留守電を残しているということを忘れないこと、Q1の道案内に時間をかけすぎないことです。焦って問題の全体像を見ていない人が多い気がします。
留守電の残し方
「内容」は留守電のメインの部分で大切なのですが、そこだけを意識してしまっていて、「自己紹介」と「締め」が無くなっている人がいます。それでは不自然な留守電になってしまいます。いきなり用件しか入っていない留守電が来たら少し変だなと思いますよね。ちゃんとした留守電を残せるように、始め方と締め方のテンプレートを紹介します。
留守電の始めるときのフレーズ
Hi. This is (名前).
訳:こんにちは。(名前)です。
Hi. My name is (名前).
訳:こんにちは。私の名前は(名前)です。
I am calling to~
訳:私は〜するために電話をしています。
例:I am calling to ask you some questions.
例訳:質問をいくつかしたくて電話をしています。
締め方
Let me know what you think.
訳:どう思うか教えてください。
Please call me back.
訳:電話を折り返してください。
I will call you again later.
訳:また電話します。
このように簡単でいいので、始めと締めをしっかりすることで意外と点が上がります。最後に「Thank you.」と付けるとさらにいい留守電になります。
道案内の仕方
スピーキングセクションでしっかりと高得点を取るためには、道案内の対策をしっかりすることがマストです。現実の道案内は複雑で覚えるべきフレーズがたくさんありますが、ここではGTEC CBTスピーキングのパート2のQ1の限られた時間の中で道案内をするためのフレーズにフォーカスして紹介します。
Take 訳:(時間が)かかる |
例:It takes 10 minutes from there. 訳:そこから10分かかります。 |
Go out of 訳:(場所)から出る |
例:Go out of the train station. 訳:駅から出てください。 |
Go straight 訳:まっすぐ進む |
例:Go straight for 3 blocks. 訳:3ブロックまっすぐ進んでください。 |
Cross 訳:渡る |
例:Cross the street. 訳:道を渡ってください。 |
Turn 訳:曲がる |
例:Turn left onto Ohio street. 訳:オハイオストリートで左に曲がってください。 |
On the right/left 訳:右手/左手 |
例:You will find it on the right. 訳:右手に見えてきます。 |
Corner 訳:角 |
例:Turn left at the second corner. 訳:2つ目の角で左に曲がってください。 |
出来るだけシンプルに、かつポイントを押さえて!
先ほど例として出した広告の地図を使ってみると、
訳:BT駅から10分で着きます。BT駅を出て右に曲がってください。最初の角で左に曲がり、2ブロックまっすぐ進んだら3rdストリートを左に曲がってください。BT図書館は右手に見えてきます。
このように道の名前を入れて説明すると状況がわかりやすくなります。
詳しく道案内の仕方を学びたい方は、”外国人に道を聞かれたときかっこよく案内するための3ステップ”を読んでみてください。
いかがでしたでしょうか? リスニングはGTEC CBTのセクションの中で1番対策をしやすく、得点につながるところです。その中でもパート2が1番テンプレート化をしやすいので、ここをしっかり勉強しましょう。
GTEC CBT試験対策記事まとめ
記事内容 | 記事名 |
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Reading | GTEC CBTリーディングはスキミングとスキャニングで読みとる! |
Listening | GTEC CBTのリスニングで確実に高得点を取るポイント |
Writing | GTEC CBTライティングはカタマリ学習法で攻略せよ |
Speaking | GTEC CBTスピーキング意見展開問題のテンプレート集 |