4技能試験のリーディングスコアが伸びない!という方は、試験対策用の参考書をとりあえず使ってみるけれど続かず挫折してしまう….なんてことを繰り返してませんか?もちろん参考書も効果がありますが、英字新聞は気軽に楽しく質の高い英語を身につけ、リーディング力を伸ばすことのできる、英文が苦手な方にオススメの教材なんです。本記事では、挫折することなく続けられる英字新聞を使った学習法を紹介します!
目次
英語が苦手な人が英字新聞を読むメリット
英字新聞を使ったリーディング学習には、次の3つのメリットがあります。
①モチベーションをキープできる
ニュースは文字通り「新しいこと」を伝えてくれますよね。英字新聞は「英語の勉強」としてだけでなく、政治や経済、社会に関する「毎日の最新情報源」として活用することもできます。
また英字新聞では、自分が興味のある記事や自分のレベルにあった記事を探して楽しく読むことができます。試しに『The Japan Times ST』の紙面を見てみると、政治や経済、社会のほかに、科学、エンタメ、スポーツ、恋愛、星占い、インタビュー、美容など、さまざまなトピックが掲載されているのがわかります。自分の好きな記事、読みやすいと思える記事を選ぶことで、自然と能動的な学習態度が身につくのです。
TOEFLやIELTSなどの4技能試験は多様なテーマの英文が出題されるため、短期間の詰め込み学習ではスコアが伸びづらく、長期的な対策が不可欠です。英字新聞を読むクセをつければ、長期間で学習を積み重ねることができるのです。
多くの英字新聞はオンラインで読めるため、通勤・通学時などに気軽に読むことができることも嬉しいポイントです。
②多様な語彙を身につけられる
英字新聞の記事には、今実際に世界で使われている英語表現から、よりアカデミックで専門的な表現までさまざまな語彙が使われています。IELTS、TOEFLなどの4技能試験に出題されるリーディングのテーマは社会科学や生命科学、芸術・人文科学まで多岐にわたりますし、またTOEIC ではリアルライフに基づいた内容も出題されています。英字新聞は、このような4技能試験対策に必要な語彙を幅広くカバーしているため、毎日続けるだけで語彙力を強化できるベストな教材なのです!
③「英語で学ぶ」姿勢が身につく
日本語で英語を学ぼうとしてませんか?もちろん日本語に置き換えて理解することは重要なステップですが、4技能試験や実際のコミュニケーションの場では、英語で問われた内容に対して英語で答えを組み立て、英語でアウトプットする思考回路が必要になります。英字新聞を活用することで、「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へとシフトチェンジすることができるのです。
挫折しない英字新聞活用法4つの鉄則
挫折しない英字新聞活用法には、次の4つの鉄則があります。
①興味のある記事だけを読む
英字新聞をリーディング学習に使うからといって、全ての記事を読む必要はありません。見出しを見て興味を惹かれた記事や、意味が把握できるレベルの記事を読むようにしましょう。勉強のためと意気込んで、興味のない、難しく堅い内容の記事を選んでしまうと、気持ちが乗らず挫折しやすいものです。楽しいと思える記事だけを選んで「読みたい!」という気持ちになることが挫折しないためのポイントです。
②見出しやリード文だけを読む
英文そのものが苦手だったり、記事を読みきることも自信がないという方は、見出しやリード文だけを読むという方法でも良いでしょう。見出しやリード文には重要な情報やキーワードが盛り込まれており、それを読むだけでも記事の大枠を把握することができます。はじめのうちは見出しやリード文を読むことから始めて、英文に慣れてきたら記事全文に取り組むようにすれば、自分の成長も実感できますよね。
③日本語に訳さずに読む
英語を読む際、全文を日本語に訳そうとしていませんか?この方法では全文を読み終えるのに時間がかかりますし、辞書を引くことが面倒になって、挫折してしまいがちです。毎日継続していくためにも、日本語に訳さずに読んでみてください。
日本語に訳さずに読む方法は、継続しやすいだけでなく、文脈から単語の意味を類推する訓練にもなります。4技能試験を受けるときに辞書を使うことはできません。単語の意味はなるべく文章の内容から類推するようにして、どうしてもわからない単語については、全文を読み終わったあとに辞書を引いて確認するようにしてみてください。
④上級者編!記事のサマリーを書いてみる
英字新聞に馴れて余裕が出てきた方は、読んだ記事の内容を自分の言葉で、英語を使って要約(サマライズ)することをおすすめします。
要約というと難しく聞こえるかもしれませんが、記事のような言い回しや完璧な要約を目指す必要はありません。読む(インプット)だけでは気づかなかったことが、書く(アウトプット)することでわかったり、より明確になったりします。インプットした内容を自分の英語でアウトプットできて初めて、英語が使える状態になります。簡単な表現で構わないので、まずは3文程度の長さから始めてみましょう。
まとめ
英字新聞は難しくて上級者向けだというイメージがあるかもしれませんが、幅広い読者を想定して書かれた文章ですから、実際は英語が苦手な方でも気軽に活用できるリーディング教材です。英字新聞を活用して楽しくスコアアップを目指しましょう!