英検®️準2級と2級の「レベルの違い」はどの程度なんだろう…と、
どちらの級を受験するか検討中の方、既に準2級に合格している方は考えられているのではないでしょうか?
日本英語検定協会の公式ホームページによると、準2級の英語レベルは「高校中級程度」、2級は「高校卒業程度」とされていますが、実際の試験問題の難易度はどれくらい違うのでしょうか。
そこで、4skillsのライターが準2級と2級の過去問や問題集を比較して分かった違いを、2回の記事に分けて紹介したいと思います。
前編の本記事はリーディングパートについてまとめました。
英検®️では受験する級が上がっていくにつれ、特にライティングとスピーキングパートは一人で対策するのは難しくなります。4skillsを運営するオンライン英会話ベストティーチャーでは、英検®️に精通した講師からアドバイスやフィードバックを貰いながら対策をすることが可能です!
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英検®️準2級と2級のレベルはどれくらい違うの?
分析した結果1番言いたいことは、
ということです。なぜなら、準2級の英語力があれば、あと少しの努力で2級にも手が届くからです。2級を習得することで、海外留学、大学入試、就職などで評価されるスタートラインに立ち、人生の選択肢を広げることに繋がります。本記事で、皆さんの準2級→2級のステップアップを後押しできれば幸いです。
※本記事では準2級と2級を合わせて「両級」と呼びます。
リーディングの違い
リーディングの問題形式と設問数は以下の通りです。それぞれの問題形式ごとに比較してみました。2級では「会話の空所補充」がなく、その分「長文の内容一致」が多くなるという違いがあります。
準2級 | 2級 | |
---|---|---|
単語の空所補充 | 20問 | 20問 |
会話文の空所補充 | 5問 | なし |
長文の空所補充 | 5問 | 6問 |
長文の内容一致 | 7問 | 12問 |
単語の空所補充
両級の出題形式は同じで、以下のように空所に入る英単語を選びます。
【例題】Please ( ) yourself at home while you stay with us.
1.be 2.run 3.make 4.connect
解答: 3.
頻出英単語の分析をした4skillsの記事を参考に、両級から出題頻度の高い英単語を8個ずつピックアップし、英単語のレベルを比較しました。
【分析に使用した過去記事】
【英検®️準2級対策】過去問を分析!知っておくべき頻出単語・熟語まとめ
【英検®︎2級対策】過去問を分析!よく出る単語・熟語まとめ
準2級 | 2級 |
---|---|
order | adopt |
decide | allow |
remember | attract |
create | avoid |
cause | inform |
carry | prevent |
practice | provide |
protect | recommend |
2級の英単語対策では、初めて知る単語も含めてボキャブラリーを増やすことが重要となります。
会話文の空所補充
準2級のみで出題されます。2人の会話文を読み、流れが適切になる文章を選びます。
【例題】
A: Do you know where my smartphone?
B: ( )
A: I searched inside of it, but I couldn’t find it.
B: Maybe you took it out at the restaurant.
1. What brings you to come here?
2. Sorry, my phone is broken.
3. Did you check your backpack?
4. Can you catch your breath?
解答: 3.
長文の空所補充
両級とも長文を2つ読み、文章が繋がるように空所に入る語句を選びます。準2級の1つ目の長文は、ページの半分ほどの長さで、2級に比べて短いです。
準2級 | 2級 | |
---|---|---|
2つの長文の長さ | ①短い②長い | ①長い②長い |
設問数 | ①2問+②3問=5問 | ①3問+②3問=6問 |
長文の内容一致
準2級 | 2級 | |
---|---|---|
メール文読解 | 1問 | 1問 |
長文読解 | 1問 | 2問 |
長文の長さ
準2級:ページの2/3ほど
2級:1ページ
テーマ
準2級:身近なテーマが多いかと思いきや、海外の文化、動物、道具、農業など、かなり多岐にわたります。
2級:医療、テクノロジー、環境問題など科学分野のテーマも増えます。
準2級→2級になったからといって、テーマが格段に難しくなるわけではありません。むしろ両級とも難しいテーマが出題されるので、対策として過去問を解き、日頃からニュースなどで世間の情報に触れておく必要があります。
当たり前とも言えますが、英単語のレベルは2級の方が上です。たとえば2級の環境問題がテーマの長文には”environment, climate, pollution,species”など「日常で使う機会が少ない英単語」が散りばめられています。長文読解でも英単語を覚えることが合格へのカギとなるでしょう。
前編となる本記事では英検の4技能(読む・書く・聞く・話す)の中で1番ボリュームが多いリーディングについて解説しました。後編ではライティング、リスニング、スピーキングについて解説します。詳しくは▼をクリック!
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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。