日本英語検定協会は、高校・大学での入試改革の推進等、英語教育の4技能化に呼応して、来年度2018年8月からの運用開始をめざし、英検の「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能を1日で測定する「英検4技能CBT(名称未定)」を開発していることを、明らかにしました。
従来の英検CBT®︎と新形式の英検4技能CBTとの比較
従来の英検CBT®︎
一次試験:リーディング、リスニング、ライティングはコンピューターを用いて受験
二次試験:スピーキングは一次試験合格者のみ、オンライン面接と通常の対面面接のどちらかを選択して受験
対応級 :2級、準2級
新形式の英検4技能CBT
1日でリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングのすべてをコンピューターを用いて受験(スピーキングは録音式により実施)
対応級 :2級、準2級、3級
英検4技能CBTの特徴
①CBT形式にて「読む」「聞く」「書く」「話す」の 4技能テストを1日で実施します。なお、「話す」技能の検定は、録音式により実施します。
②合否判定は従来と同じく、「読む」「聞く」「書く」のスコアにて一次試験の合否を決定し、一次試験合格者のみ 「話す」のスコアにて二次試験の合否を判定します。
③合否にかかわらず、すべての受験者が「読む」「聞く」「書く」に加え、「話す」を含む4技能CSEスコアを取得できます。
これにより、その結果を入試や日々の英語学習に活用できるようになります。 実施対象級は「2級」「準2級」「3級」が予定されています。
現行の「英検CBT」は年3回、およそ19会場にて実施されていますが、「英検4技能CBT」は2018年度から「英検CBT」よりも多くの日程、多くの会場で実施される予定です。
CBTとは?
「CBT」とは、Computer Based Testingの略称です。コンピューターを利用した試験の総称を指します。紙の試験からコンピューターを使った試験にすることで、採点処理や結果通知に要する時間・コストを大幅に削減します。また、紙の試験では実施が難しい音声や動画を用いた問題を受けることができ、受験者の理解促進にも効果的です。
※英検®及び英検CBT®は、公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。