5月10日付の読売新聞によると、文科省は2020年度から開始となる「新テスト」(大学入学希望者学力評価テスト:仮称)の実施方針を固めた模様である。
同紙によると、4技能化が検討されていた英語については、(A案)2020年度当初より4技能すべてについて外部の民間試験に移行する、(B案)当面は現行のセンター試験と同様の2技能試験と外部の民間試験を併用して4技能を課し2024年度以降はすべてを民間試験に移行する、という2案が示されるとのこと。
この案は近々公表され、大学側の意見も聞いた上で6月中にも成案としたい考えである。
英語以外についても、懸案となっていた「記述式問題」の出題については、当面は国語と数学のみとし、2024年度からは理科や地歴・公民にも拡大する方針とのことである。
現在の中学1年生から受験することになる「新テスト」で英語の4技能化と民間試験の活用が現実化することで、中学や高校での英語教育の在り方も大きく変わる可能性が高くなったと言えるだろう。