日本の英語教育は、従来「読む」「書く」を中心に進めれてきました。これまで英語とは、学問や技術が進んでいる欧米からその知識を吸収するために必要な道具であった。そのため「読む」技能が最も重要であり、次いで必要最低限のコミュニケーションに必要な「書く」技能があれば充分でした。しかし、世界のグローバル化の進展が…
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【どう変わる英語教育】〜第1回〜英語教育改革の背景と経緯
ここ数年、話題に上がることが多い日本の英語教育。2020年度から現在の「大学入学センター試験」が新しいスタイルの「大学入学共通テスト(新テスト)」という記述式が導入された試験に変わり、英語の試験では4技能試験が採用される予定です。本記事では、英語教育改革における背景と経緯を軸に、今後の英語教育について説明します。
小学校外国語活動:3つの柱の成果が予想以上で逆に課題になっている!?
国立教育政策研究所は4月13日、平成27~28 年度に実施した「小学校英語教育に関する調査研究」の成果を公表しました。その内容から、小学校における英語教育の現状と課題について概観してみましょう。グローバル化の急速な進展に対応するため外国語(特に、英語)の実用的な能力を向上させる必要がある。
英語は何才から始めるべき?アンケート結果を発表します!
英語は何才から始めるべき?「加速する早期英語教育」という記事の末尾にて集計した、読者アンケートの結果をお知らせ致します!多くのご意見をいただき誠にありがとうございました。様々な意見が考えられるトピックですので、これらの意見を参考に、引き続き議論を深めていただければと思います。
英語は何才から始めるべき?加速する早期英語教育
英語の早期教育がますます熱を帯びてきました。幼稚園で英会話を習うのは当たり前、0才の乳幼児に聞かせる英語教材なんてものまでが販売されています。「外国語教育は早ければ早いほど効果がある」といった仮説が研究者の間で古くから提唱されており、早期英語教育を後押しする要因となっています。今回は「外国語習得の臨界期仮説」をご紹介。
オールイングリッシュの是非。読者アンケートの結果を発表します!
授業は全部英語で?オールイングリッシュの授業に、あなたは賛成? という記事の末尾にて集計した、読者アンケートの結果をお知らせ致します!多くのご意見をいただき誠にありがとうございました。様々な意見が考えられるトピックですので、これらの意見を参考に、引き続き議論を深めていただければと思います。
授業は全部英語で。オールイングリッシュの授業に、あなたは賛成?
英語教育において、日本語を一切使わずに英語のみで教える「オールイングリッシュ」という教育方法があります。英語で聞き、英語で読み、英語で質問し、英語で書く。文科省の要請により、日本の学校教育においても徐々に「英語で教える」英語授業へと変化しつつありますが、実際のところ効果はあるのでしょうか。
なぜできる実感が少ないのか?
英語や国語が他の教科にくらべて「わかる」「できる」実感が低くなる理由としては、「何をどれだけ身につければよいのか」がはっきりしていないためです。もちろん、国語の場合ならば漢字や文法事項などのような習得すべき事項をあげることはできますし、英語の場合も単語や熟語、文法事項などを数え上げることはできます。