英検2級のレベルは高校卒業程度とされていますが、中学・高校の学校の授業で英語でエッセイを書いたことはない、また書いたエッセイをネイティブに添削してもらった経験がない方は大勢いるのではないでしょうか。
もちろん、英作文は諦めて、リーディングとリスニングで頑張るという選択肢もありますが、早稲田大学や明治大学の入学試験で英検2級を活用するには、ただ英検2級に合格するだけではなく英検CSEスコアで2,200点が求められているため、英作文問題でも最低7割は取れないといけません。
よってこの記事では、今まで英語でエッセイを一度も書いたことがないという方でも、英検2級の英作文問題で7割を取れる回答を作成するための7つのコツをご紹介します。(2018年2月最新情報)
目次
①一次試験の85分のうち、20分を英作文問題に使う
一次試験は85分ありますが、そのうち英作文問題にかける目安は20分です。試験が始まったらすぐ、冊子を脇目も振らずめくり、英作文問題にとりかかることをオススメします。
②2つの理由は、POINTSを使う
結論の理由付けを2つするときに、POINTSを使っても使わなくてもどちらでも構わないとの指示がありますが、POINTSを使って書くほうが高得点につながる可能性が高いです。その理由は、使わなかった場合、論旨からずれた理由を挙げてしまうリスクがあるためです。POINTSを使えば、必ずその論旨にそった単語を使うことになるので、的外れな論理展開をするリスクを排除できます。
③POINTSの単語を直接書く
POINTSを使用して2つの理由を書くときは、その単語をそのまま書くようにします。その単語を言い換えてみたり、説明してみたりすると、話がややこしくなってしまう場合があります。POINTSの単語を直接書けば、採点官にどのPOINTSを使っているかを明示することができます。
④テンプレートにそって英文を構成する
英検に限らずですが、4技能試験の英作文問題を回答する際に最も重要なのはテンプレートです。テンプレートと聞くと、試験対策でしか使えないテクニカルな印象を受けるかもしれませんが、テンプレートには、理解しやすいコミュニケーションの原則が詰まっています。
I think / I don’t think + S + V + ・・・. 結論をまず書く
One reason is that + S + V + ・・・. POINTSの中から1つ選び、1つめの理由を書く
Another reason is that + S + V + ・・・. POINTSの中から1つ選び、2つめの理由を書く
For these reasons, I believe / I don’t believe + S + V + ・・・. 結論をなるべく言い換えて再度書く
このテンプレートはどんな問題が出題されたとしても使える魔法のテンプレートです。このテンプレートを何度も書いて、手が覚えるぐらい自分のものにしましょう。
⑤テンプレートにそって4段落に改行する
回答英文は改行してもしなくてもいいとされていますが、改行したほうが明らかに読みやすいです。よって、上のテンプレートにそって、「結論」「理由1」「理由2」「結論」の4つの段落に分けて改行しましょう。
⑥文字数を稼ぐためにTOPICの文章をそのまま使用できるところは使用する
冒頭の結論を書くときに、たとえばI think it will do it. / I agree that.のように結論の文章を端的に書く方がいます。もちろん、会話の場合は相手の質問をおうむ返ししてから結論を述べるようなことはしませんが、英作文においてはその文章内で論理が完結しているような書き方を心がけてください。
よって、なるべく代名詞は使わずに、TOPICに書かれている固有名詞などをそのまま回答でも転記して、丁寧に論旨を組むようにしましょう。
⑦回答用紙の10行目までは必ず書く
回答の語数の目安は80〜100語となっていますが、いちいち何度も語数を数えていたら貴重な試験時間を消費してしまいます。回答用紙は最大17行書けますが、10行目まで脇目も振らず英文を書けば、80語は余裕で超えています。語数を数えるよりも、10行以上書くことを意識してみて下さい。
7つのコツのまとめ
以上、英検2級ライティング問題で7割取れる英作文を書く7つのコツはいかがでしたでしょうか。特に重要なのはテンプレートです。テンプレートにそって論理展開をすれば、それだけで説得力のある分りやすい文章を書くことができます。
この記事を読んだ方は、英検2級のライティングを得点源に変えることができるようになると思います。是非、合格そしてCSEスコア2,200点超えを目指して頑張ってくださいね!
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