「好きな映画の原作を洋書で読めるようになりたい!」と思ったことはありませんか?それと同時に「でも洋書を読むなんて敷居が高そうで、自分には無理….」と諦めてしまう方もいるのではないでしょうか。せっかく英語を勉強しているのですから、楽しみとして洋書を読まなければもったいないですよ!
本記事では
「洋書に挑戦したいけど、どんな本をどうやって読めばいいかわからない」
という方向けに、誰でも洋書が読めるようになる洋書の選び方をお伝えします。
これで挫折しない!洋書を選ぶ3つのコツ
いざ洋書を読み始めても、途中で挫折してしまわないか不安ですよね。そこで、洋書をスムーズに読み進めるための「本の選び方」の3つのコツを紹介します。
①邦訳(日本語版)がある洋書を選ぶ
同時通訳者として、Facebookのマーク・ザッカーバーグCEO、テスラのイーロン・マスクCEOなどの通訳を担当された関谷英里子さんも以下のように語っています。
「まず邦訳を読んで内容を頭に入れてから洋書を読むと、いちいち辞書を引くことなく読み進められます」
出典元:NewsPicks
いざ洋書を読み始めても、わからない単語があるたびに辞書を引いていては、本の内容を楽しむ余裕がなくなってしまいます。先に翻訳本を読むのは少し手間と感じるかもしれませんが、洋書をスムーズに読み進めるには効果的な手段なのです。
②自分が興味のある本を選ぶ
自分の英語のレベルにあった簡単な本を選ぼうとすると、子供向きの絵本などが選択肢にあがりがちです。あまり興味のない本だと読み進めるモチベーションも下がってしまいますよね。
邦訳と洋書をセットで読むことで、英語のレベルは少々難しくても、自分が読みたいと思える内容の本を選択肢に入れることができます。分厚い洋書も、あらかじめ邦訳を読んでいれば内容を理解できるので、読むペースを落とすことなく読書を続けられますよ。
③会話が多い本を選ぶ
洋書をスムーズに読み進めるには「読みやすいテンポ」が重要です。一概には言えませんが、説明が長い物語よりも、会話が多い物語の方が、サクサクと読み進めやすいですよね。
会話が多い物語では、日常会話で使う口語表現も学ぶことができます。口語表現は辞書を引いてもピッタリの意味が見つからない場合があります。ですが、あらかじめ邦訳を読んだ上で洋書を読めば「主人公のこのセリフ、英語だとこう言うんだ!」と理解できます。英単語帳には載っていないような文学的な表現にも触れられるので、楽しくボキャブラリーを増やせますよ。
邦訳があるオススメの洋書3選
①『シャーロック・ホームズ』シリーズ
著者:コナン・ドイル
Sherlock Holmes Series by Sir Arthur Conan Doyle
原作は著作権がすでに切れているため、インターネット上で無料の洋書を読むことができます。邦訳も無料で読めるサイトがあったり、人気シリーズなので図書館で借りることもできそうです。
②『ハリー・ポッター』シリーズ
著者:J・K・ローリング
Harry Potter Series by J.K. Rowling
映画でも有名なハリー・ポッターシリーズは、日本語版を読んだことがある方も多いのではないでしょうか。映画・洋書・邦訳の3つを比べてみるのも面白いかもしれませんね。
③『トム・ソーヤーの冒険』
著者:マーク・トウェイン
The Adventures of Tom Sawyer by Mark Twain
有名なアメリカの児童書ですが、著者は「かつて少年少女だった大人たちにも読んでほしい」と述べてます。会話が多くテンポも良い短編集なので、はじめて洋書を読む人でも挑戦しやすいかと思います。原作は著作権が切れているので、Wikisouceのサイトから無料で読めます。
まとめ
「洋書と邦訳をセットで読めば、自分も読みたい洋書にチャレンジできるかもしれない!」という気持ちになれましたでしょうか。いつもは机で英語4技能試験の勉強をしている方も、興味がある洋書で楽しく英語に触れてみてはいかがでしょうか。ぜひ本記事で紹介した方法を試してみてください!