2018年度大学入試、英語民間4技能試験利用型の志願者数が関東主要大学で大幅増

2018年度大学入試において、関東の主要大学では英語民間4技能試験を利用した入試を導入する大学が増加しています。

昨年まで、文系では英検®️2級程度が必要な大学・学部に志願者が集中する状況にありましたが、今年は英検®️準1級程度が必要な大学・学部も志願者を大幅に増やしています。

※各英語4技能試験のスコア比較については各4技能試験を比較できる国際基準企画「CEFR」とは?をご覧ください。

英語民間4技能試験利用型入試の志願者増加の要因としては、昨年まで従来の入試よりも実質倍率が低かったため、受験生が積極的に4技能検定試験を受験したことが挙げられます。特に、昨年の早稲田大学の文・文化構想学部の実質倍率1倍台はその流れに拍車をかけたとみられます。

また上記のように英語民間4技能試験のスコアを受験資格として利用する方式の他にも、英語民間4技能試験を満点や指定の点数に換算する方式をとる大学もあります。例えば、早稲田大・国際教養、明治大・国際日本の一般選抜、東洋大の一般前期などがこの方式を採用しています。

英語民間4技能試験を利用することで、入試を有利に進める可能性がありますので、各大学の利用方式にも注意する必要があります。

記事提供元:代々木ゼミナール・教育総合研究所「2018年首都圏私立大学出願動向」より

大学 学部 方式 2017年 2018年 志願者
前年比
(%)
募集 志願者 募集 志願者
青山
学院

(英米文)
個別C 10 46 10 98 213.0
経済 個別B 15 64 15 168 262.5
経営 個別C 5 34 5 68 200.0
国際政治
経済
個別B 21 165 21 301 182.4
総合文化
政策
個別B 55 720 55 678 94.2
地域社会
共生
個別B 30 252 30 255 101.2
学習院 国際社会
科学
プラス 20 578 20 235 40.7
芝浦
工業
全学 英語資格
検定試験
89 963 95 1,473 153.0
上智 全学 TEAP 412 4,460 412 6,543 146.7
中央 経済 英語外部
検定試験
20 199 20 436 219.1
英語外部
検定試験
若干 188 若干 542 288.3
総合政策 英語外部
検定試験
10 228 10 414 181.6
東京
理科
全学 グローバル 20 181 150 1,445 798.3
法政 英語外部
試験
新規 新規 8 179
経済
(国際経済)
英語外部
試験
5 63 5 95 150.8
人間環境 英語外部
試験
5 559 5 877 156.9
現代福祉 英語外部
試験
5 16 4 115 718.8
グローバル
教養
英語外部
試験
5 100 10 250 250.0
スポーツ
健康
英語外部
試験
5 54 5 313 579.8
情報科学 英語外部
試験
4 64 4 139 217.2
理工 英語外部
試験
新規 新規 10 273
生命科学 英語外部
試験
9 113 9 140 123.9
武蔵 全学 全学部
グローバル
17 164 19 229 139.6
明治 英語4技能
試験
新規 新規 15 416
経営 英語4技能
試験
40 174 40 296 170.1
明治
学院
文(フランス文) 全学部英語
資格
新規 新規 5 134
経済 全学部英語
資格
12 448 20 576 128.6
社会 全学部英語
資格
新規 新規 10 293
A日程英語
資格
新規 新規 10 302
全学部英語
資格
新規 新規 15 226
A日程英語
資格
新規 新規 30 274
国際
(国際)
全学部英語
資格
5 210 5 260 123.8
心理 全学部英語
資格
11 194 11 231 119.1
全学 全学部
グローバル
149 1,397 181 2,675 191.5
早稲田 文化構想 英語4技能
テスト
70 543 70 1,319 242.9
英語4技能
テスト
50 368 50 931 253.0

 【図表】2018年 主要大学英語外部試験利用入試志願者数一覧

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