海外への留学を検討する際には、留学の目的や予算の他に生活環境などによって行き先を決めることになるかと思います。今回の【海外留学企画】では、数ある留学先の中でも人気の国「オーストラリア」にスポットを当てて、役立つ情報をまとめました。ぜひご覧ください!
オーストラリアの概要
オーストラリアは、6つの州と1つの準州、特別地区で成り立っています。面積が日本の約20倍もあり非常に広く、南半球にあることから「広大で遠い国」という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし実際は、他の英語圏の国と比べると物理的にも時間的にも日本に近い国です。
その理由の一つが、直行便で7〜9時間で主要都市まで行けることです。一時帰国する可能性を考えると、「移動時間」は重要なポイントになります。また、家族や友達と、あるいは就活する際にも連絡しやすさのポイントとなる「時差」があります。オーストラリアは日本との時差が±1時間程度のため、日本にいるのと変わらない感覚でメールや電話ができます。こうした理由から留学を希望する学生や家族も安心できる、利便性の高い国といえますね。
人口
オーストラリアの総人口は、24,641,661人で、その人口密度は「1㎢あたりたったの約3人」です。一方で日本の人口は、 126,045,211人で人口密度は「1㎢あたり約333人」です。日本にくらべると、いかにも「ゆったりとした国」であることがおわかりいただけるでしょう。
※上記は2017年時点の数値です。
気候
南半球に位置するオーストラリアの季節は、日本とちょうど真反対。クリスマスシーズンにサンタクロースのコスチュームを着たサーファーが波に乗る姿でお馴染みかもしれませんが、日本が寒い冬にオーストラリアは夏を迎えるのです。
代表的な都市シドニーは、夏も暑すぎず(平均最高温度26度)、冬も寒すぎない(平均最高温度17度)と、その過ごしやすさが際立ちます。
日本の約20倍という広大な国土を有するため、気候も熱帯性から温帯性まで変化に富み、都市によってまったく違った気候を感じることができるのも、魅力の一つといえるでしょう。
オーストラリアをお勧めする3つの理由
その1 住みやすい都市環境と国民性
安全性、医療、文化・環境、教育、インフラの5項目で評価される「エコノミスト・インテルジェンス・ユニット(英国・エコノミスト誌の調査部門)」が発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング2017」では、オーストラリアのメルボルンが7年連続で1位に選ばれています。同調査では、アデレード(5位)、パース(7位)も上位に選ばれており、世界的に見ても住みやすい都市がある国といえます。
また、留学生にとって過ごしやすい環境である一つの理由に、異文化に寛容な国民性があります。実はオーストラリアの国民は、4人に1人が外国生まれで、全人口で移民が占める割合が他の英語圏に比べても高く、違う文化を持った人たちがすぐ近くで生活することに慣れているため、異文化に対して寛容だといわれています。
その2 オージーライフスタイル
オージーのライフスタイルは、豊かな自然、広大な国土、そして温暖な気候に恵まれた生活です。素朴で穏やかな中に贅沢な時間を感じることができるのが特徴といえます。
美しいビーチが多いこともあり、ビーチでマリンスポーツやピクニック、散歩をしたり、家族や友達とバーベキューをすることが人気の週末の過ごし方です。スポーツも盛んで、公園のように緑が多い市内をジョギングしている人もよく見かけますし、オーストラリア式フットボールやクリケットといった日本ではあまり観ることができないスポーツもオーストラリアでは人気です。
そして意外と知られていないのですが、カフェ文化が発達しており、おしゃれなカフェがたくさんあります。また、移民で出来た国なので、多文化なグルメ、洗練されたレストランに出会うこともできるのです。
その3 質の高い教育機関
実はオーストラリアは、世界的にもその教育水準の高さが評価されています。日本は800校、アメリカには4000校以上の大学がある中、オーストラリアにはたった43校しか大学がありません。しかしそのほとんどが国公立で、国によって教育の質がモニター・管理され、高い質を守っています。
オーストラリアの43大学のうち、7大学がQS世界大学ランキングトップ100位に入っており、109位のアデレード大学も含めた8大学がGroup of Eight –アメリカのアイビーリーグのようにトップ校として知られています。
(出典元:QS世界大学ランキングトップ 諸外国の学校統計)
まとめ
留学先の選択肢として、オーストラリアの魅力を感じていただけましたか?温暖な気候と時差を含めた日本からのアクセスの良さ、教育水準の高さは留学先を選ぶ際に重要なポイントになりますね。留学の目的を明確にして、出発に向けて一歩前に進めてみませんか。